就職力は『日常』にあり

今春、本学園両校の卒業生は資格を活かして、100%全員が就職内定を頂戴し、
いよいよ社会人としてスタートしましたうれしい顔

長引く経済不況の中、北陸学園の学生は、今年もその『就職力の強さ』が際立っていましたぴかぴか (新しい)

では、学園ではどんな風に指導をしているのか??

「う~ん・・・」

「北陸学園の就職指導は、しいていえば『毎日の積み重ね』・・・というより『日常』ですね」
というのは、学園長先生鉛筆

「昔から、一部の専門学校や大学で見られる『ハチマキ巻いて、就職頑張ろう!エイエイオー!!』
みたいな映像を見ると、正直『ドン引き』してましたがく〜 (落胆した顔)

「あれで内定もらえるんなら、全員に巻かせますわ(笑)」
(ちょ冷や汗2 (顔)、きっつ~冷や汗 (顔) )

「今、本学園では先輩である卒業生の姿を見て、その次の年度の学生が「自然」のように
その姿を見ながら「繰り返し」ている、ただそれだけです!」

「いいお手本が近くにいれば、自然とそうなる。いいお手本と日常的に同じ空間にいれば、
自然とそうなる!在校時は何だかんだいいますが、本当に卒業式や謝恩会での姿を見ると
『素晴らしいな~』と感動します!絶対口にはしないけど(笑)」

「しいて、昔から言っていることがあるとすれば『普段出来ない事は、
(大切な時に)絶対できない!』と、これだけ」

これから、不定期に『就職力のヒミツ』をブログに掲載しますが、
「どの日常がどうなのか?」次回をお楽しみにウィンク

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一週間が過ぎて・・・人のつながりの大切さ

東北地方太平洋沖大災害から、今日で一週間を迎えました。

以前のブログでも御紹介した通り、東北地方太平洋沖の激震と津波があった時、
本学園では卒業式の謝恩会の最中でした。

卒業生合同で、保護者の方々に、そして講師の先生方に感謝の言葉を述べた時に、
保育3年生の卒業生からあった言葉
「北陸学園で学んだ大切なこと・・・それは『人のつながり』です」

翌日、朝から今後の対応を進めている時、そのフレーズが頭から離れませんでした。

実家が被災した寮生は、今、寮にいながら春季休暇を活用して、少しでも親御さんに
ご負担を掛けないようにとアルバイトを始めました。

本来は帰省していたであろう学生達は、不測の事態にしっかり対応しています。

そして、この急なアルバイトのお願いに事情を踏まえて、快くたくさんの学生を
引き受けて下さった『花の駅・トーア』の浅野ゆうこ様はじめ、関係者の方々には
本当に感謝しております。

当地でも隣接県の被災者の方の受入が本格化してきます。

「人のつながり」を大切に、日々みんながちょっとでも元気になれるように
私たちも出来ることからはじめます。

希望~出来る限りの事を~

来年度入学予定の被災地のお子さん達やそのご家族の方々と、少しずつ連絡が取れています。

本当にホッとしました。

不便な環境の中、未来をみつめて電話に応じてくれるお子さん達に、こちらも胸が熱くなります。

中越大震災の時に在籍していた本学園の被災地の学生も、その時入学予定で被災した高校生も
今は社会に出て頑張っています。

あの時、全国のたくさんの方々が温かい手を差し伸べて下さいました。

今度は私たちの番です。

そこに夢や未来・・・「希望」がある限り、私たちは全力で、出来る限りのことをサポートします。

あたたかいお心遣い

岩手、宮城の両県で甚大な被災を受けた本学園学生は今、学生寮で生活しています。

保護者の方々となかなか連絡が取れず、不安な日々が続いています。

本日、あたたかい「ご支援」がありました。

現状で、数名を「アルバイト」として受け入れて下さるというお話です。

いつ保護者やご親族と会えるかわからない不安な中、学生は生活の足元を築くことを考えています。

そんな中、本当にあたたかいお話。

その、お心遣いだけでも本当にありがたいです。

今できることを、粛々と

3月11日(金)
3時間近、卒業式謝恩会会場で、地震を体感。
卒業生・保護者のみなさんの気持ちを落ち着けることに必死でした。
謝恩会がお開きとなり学園に戻ると、今回の甚大な被害が刻一刻と情報で入ってきます。
翌日の卒業生の退寮と寮移動をする学生の中にも地元で重大な被害がある学生がいることが判明。

3月12日(土)
退寮・寮移動を予定通り行うか否か、思案していた深夜未明、明らかに長い地震が、当地で起こりました。
学園施設の被害は全く無し。
「地震・津波の甚大被災地の学生は、長岡で安心して生活してもらおう!」
このキーワードで、退寮と寮移動を粛々と行い、その日、公共交通機関の混乱から帰省できない寮生と
お迎えにいらっしゃった保護者の方々約60名とホテルで『食事会』を行う。
「今は、情報を精査し、しっかり食べて身体を休める時」実家を心配する学生も、つかの間の休息・・・

3月13日(日)
ひとりひとりの実家の具体的な状況を確認、可能な限りの情報提供を残っている寮生に伝える。

3月14日(月)
都内や他県のご親戚の方々のところに、一時避難している学生も「計画停電」により
生活に支障がでているとの情報が寄せられる。
長岡に残る学生には、地元で被災と向き合う保護者の方々のために「安心安全」を確保する。

今回の「東北地方太平洋沖地震と津波」と「信越地方地震」で被災された皆様には、お見舞いを申し上げます。
今、北陸学園は、過去の2回の震災の教訓を、全精力挙げて被災した地域の学生に向けて対応しています。

出来る事には限りがあるかも知れません。
今は、粛々と出来ることからはじめています。